春は、花見のニュースや自分も花見をやりたくなると、「長屋の花見」と「花見の仇討ち」などを聞く。「花見酒」というのは他の噺家さんで聞いている。
「長屋の花見」というのは、ご存知の「熊さん八っつあん」が住む周りからも貧乏長屋といわれているところが舞台。
大家さんから住人に呼び出しがあるが、最初はてっきり全員が払っていない家賃だと早とちりする。
全員で誤りにいってみると、実は大家さんから提案があった。
それは、見栄をはって長屋あげて花見に行こうということだが、さて貧乏長屋の住人のこと。
当然、普段の暮らし振りからして重箱どころかとても弁当の中身を買う金が無いのだ。


金がないので、貧乏長屋の大家さんはそこでいろいろ工夫する。
それが、住人のひとりに、白い大根のお香は「かまぼこ」、黄色い沢庵を「玉子焼き」に見立てて用意させて置くというもの。
一方、酒の方は当然「お茶」を代用して、「おちゃけ」になる。
内容を知って行きたくなくなるが、大家さんには家賃を払っていないためいやいやついて行く。
住人の中には、こちらに本物の酒がなければ、「よう〜兄弟!」といって近づき、うまくいけば別のグループの本物の酒をいただこうかという魂胆を持つものもいる。
帰りに自分のところの「おちゃけ」をついで逃げてくるというのだ。
「おちゃけ」では、一向に酔わないので強制敵に大家さんが月番から順に酔わせるようにさせるのだ。
この「おちゃけ」のオチは、茶柱ならぬ「酒柱」が立ったという噺。
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